政策金融公庫を利用して起業する!
創業融資基礎講座を始めます。
みなさんに質問があります。
何か疑問がでた時、どうしますか?
「グーグルに聞く」という方
多いと思います。私もその一人です。
みなさんこんにちは!
甲子園総合会計事務所 代表
下園大地と申します。
グーグルのおかげで、個別のテーマごとに
知識を深めることは簡単になりました。
しかし、「木を見て森を見ず」という
状況の方をたくさん目にしました。
起業に関するお金の問題で
同じ光景を目にしました。
そこで開業時にお金を借りるため
つまり「創業融資」を受けるための最低限
必要な知識や考え方と
これまで私が専門家として培ってきた
ノウハウを
「時系列で体系立てて伝える」
その目的を、叶えるために
創業融資基礎講座を行います。
本講座は全部で6回
1時間半(予定)でお伝えします。
また更新は可能な限り早く行います。
(現状週1回の更新を考えています)
もうすでに「創業融資」が必要で
待っていられない!という方は
ホームページ経由で個別にコンタクトを
取っていただければ対応します。
なお、以下↓は第2講以降の内容です。
ものごとを成功させるためには
結果から逆算することが重要になります。
創業融資も同じです。
ご自身のベストな結果から逆算して
行動に移すよう心がけてください。
自己紹介
まずは事項紹介をさせてください。
甲子園総合会計事務所 代表 下園大地
税理士・公認会計士・中小企業診断士
上場企業から中小企業、個人申告まで
延べ1,500件の決算書の作成・分析で
培った会計知識や実務経験から
編み出した「創業融資のトライアングル」を
駆使し、融資の成功率は脅威の確率を
誇っています。
第1講:創業融資の全体像
結果から逆算するというマインドが重要
ということで、第1講では今後の講座で
基礎となる以下の内容をお伝えします。
①講座の全体像と基本的な質問
②可能性を高める!創業融資のトライアングル
③創業融資の公式で融資額を自分で計算しよう
講座の全体像と基本的な質問
開業予定のみなさんへ
いつお金を借りますか?
この質問をすると
「お金が足りなくなってから」
という答えが大半です。
私の答えは違います。
「最初に借りておく」が正解です。
理由は起業当初の廃業リスクが
最も高いからです。
まず、みなさんには1日でも長く
事業を続けること。その環境を
整えてもらいたいと思います。
お金がない
そうなったら商売どころではありません。
そのため「創業融資」を受けることを
売上の増加や費用の削減と同じくらい
重要性があるものとして考えてください。
新創業融資の内容
ここからは、「創業融資」とくれば
日本政策金融公庫の「新創業融資」と
考えてください。
この「新創業融資」の主な条件は↓
ここで重要なのは
①創業の要件②自己資金の要件、③金額です。
みなさんも気になると思います。
①創業時の要件のポイントは
「なるだけ早く」これのみです。
起業間もない頃は赤字のことが多く
実績が出ると融資の確率が下がります。
②自己資金の要件については
3分の1以上確保したいところです。
融資してもらえる金額は
自己資金の2.3倍ぐらいが目安です。
③金額は要注意!
パンフレットでは3000万円が
上限となっていますが
1000万円が現実的なラインです。
また、創業融資を受けるまで
トータルでどのくらいの期間が必要か?
ここも、事業を始めるうえで重要です。
ケースバイケースですが
金融機関の面談から1ヶ月くらい。
準備などトータルでは3ヶ月以上は
必要です。
人によっては1年以上かかる人もいます。
可能性を高める!創業融資のトライアングル
次に創業融資の可能性を高める
方法をお伝えします。
ここで一つ伝えたい事実があります。
「いくら借りれますか?」はというワード
実は・・・
金融機関に対してはNGワードです。
私も同じ質問をよく受けます。
その時わかりませんでは
専門家として信頼されませんよね。
だから、私なりの答えをもっています。
まず「いくら借りられるか」
という質問を2つにます。
「いくら」⇒①金額の問題
「借りられるか」⇒②融資の可能性の問題
なぜか?
「創業融資の可能性を高くすること」
「創業融資の金額を多くすこと」
対策を別に立てるべきだからです。
そして最初に
②可能性を高めることを目指して下さい。
そして②融資の可能性を高める
強い味方が私の提唱する
「創業融資のトライアングル」です。
(詳しく知りたい方はリンクへ)
この「創業融資のトライアングル」は
創業融資の可能性を高めるために
特に必要な条件を示したものです。
条件1:ビジョン
条件2:キャリア
条件3:マネー
この3つがそろえば、高確率で
創業融資を実現させることができます。
各条件に少し説明を加えます。
条件1:ビジョン
⇒事業を始める動機・目的・見通し
条件2:キャリア
⇒実務経験やこれまでの経歴
条件3:マネー
⇒自己資金
事業を始める動機・目的・見通しが
あって、実務経験や経歴も申し分なく
自己資金を持っている。そういう人は
創業融資を受けられる可能性大です。
ただ、このように完璧な方はなかなか
お目にかかることはありません。
それでも創業融資を受けている人は
たくさんいます。
足りない部分を知ってその弱点に
対策を立てることも重要なのです。
創業融資の公式で融資額を自分で計算しよう
創業融資の可能性を高めたら
次は先ほど出てきた、
「いくら」⇒①金額の問題を考えます。
創業融資を算定するツールを
「創業融資の公式」と呼んでいます。
(詳しく知りたい方はリンクへ)
その公式は
創業融資額=自己資金×2.3
とても簡単な式です。
誰でも計算できると思います。
自己資金が100万円であれば
創業融資額は230万円が目安になり、
合計330万円で事業を始められます。
2.3倍はどういう数字?
みなさんにとって、この倍率は
高い方がいいはずです。
ただ、2.3倍になっているのには
①資金のバランス
②以前の基準が残っている
という2つの理由があります。
①資金のバランスについて
持っている資金の2.3倍を超えて
例えば自己資金の5倍
創業融資を受けた場合、何が起きるか?
答えはシンプル
借入金の返済で起業したあとすぐに
資金繰りが厳しくなります。
つまり借りた後のことも考えて
資金のバランスをとることが重要です。
②以前の基準が残っていることについて
先ほど、新創業融資の条件にもあった
自己資金要件⇒10分の1以上は
数年前に条件が緩和されたものです。
条件は確かに変わりました。
といってもすぐに実務がすべて変わる
事はなく、やはり以前である
自己資金要件⇒3分の1以上が
実務上の一つの基準として残っています。
また、起業に賭ける気持ちも
自己資金の準備の仕方で
判断するという側面もあります。
くれぐれもパンフレットの条件を
真に受けて100万円の自己資金で
900万円借りられると考えて、計画を
立てることは避けてください。
ここで第1回の講義は終わりです。
第2回目の講義は
計画段階のお金の話です。
みなさんのお役に立つ内容です。
ご視聴よろしくお願いします。
他にも伝えたいことがあります。
過去のブログを参考にすることや
セミナーへの参加をお勧めします。
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