「創業融資のトライアングル」が成功の秘訣
私は創業融資の成功するための要素を
2つの段階に分けて考えています。
①創業融資の審査が通過できるか?(可能性)
②創業融資の金額は希望額か?(金額)
なぜか?
「創業融資の可能性を高くすること」
「創業融資の金額を多くすこと」
を分けると対策が立てやすいからです。
そして、私はまず、お金を借りる可能性
を上げることから考えます。
融資できるかどうかの判断基準は
金融機関ごとに判断基準がありますが
創業融資で特に重要と思う3つの
条件があります。
条件1:ビジョン
条件2:キャリア
条件3:マネー
私はこの3つの条件を
「創業融資のトライアングル」
と名付けました。
この3つがそろえば、高確率で
創業融資をさせることができます。
ちなみに私が支援したケースで
3つの条件がそろった場合
「成功確率は100%」です。
「ビジョン」は起業の動機・目的・見通し
「キャリア」は実務経験やこれまでの経歴
「マネー」は自己資金
と思ってください。
起業の動機・目的・見通しがあって
実務経験やこれまでの経歴も申し分なく、
自己資金を持っている人は
創業融資を成功させることができます。
ここでは条件2のキャリアについて
少し詳しくお伝えします。
実務経験はおおむね5~6年程度
あれば問題ありません。
融資の判断において、過去の職歴は
かなり重要と思ってください。
たとえば
美容師が自分の店を持つ
親方のもとで修業した職人の独立
このように
これまで行っていたことの延長線にある
独立・開業の創業融資は成功する
可能性が高く、実行されやすいです。
逆に「脱サラして喫茶店を開く」といった
異業種への参入の場合は
審査が厳しくなる傾向があります。
もし、今働いている職種と、独立したい
職種が違う場合は何らか実務経験と
呼べることを行う必要があります。
例えば、副業できるなら、バイトをする
という方法やスクールに通うという
方法があります。
ただ、「実務経験とはいえないね」と
判断されることするのは時間の無駄。
どうすればいいか?
を専門家に聞くことや専門家と
一緒に金融機関に相談に行くことを
おすすめします。
「創業融資の公式」で借りれる額を計算!
創業融資の可能性を高めたら
次はお金を借りれるか考えます。
皆さんが一番気になることはやっぱり
「いくら借りれるの?」だと思います。
創業融資=自己資金×2.3
これを「創業融資の公式」と呼んでいます。
金額を目安に相談を受けています。
セミナーや相談会で
「銀行はいくら貸してくれますか?」
とよく聞かれるのですが、
この「銀行はいくら貸してくれますか?」は
NGワードだと思ってください。
銀行はこの質問には答えてくれません。
では、銀行はいくら貸してくれるのでしょうか?
一言でいえば、「審査が通った金額」です。
それでは銀行は何を審査するかというと
「アナタが書面に記載した必要額」です。
その目安となるのが
「創業融資の公式」です。
創業融資=自己資金×2.3
とても簡単な式です。
誰でも計算できると思います。
自己資金が100万円であれば
創業融資額は230万円が目安になり、
合計330万円で事業を始めるられます。
だた、「借りることができる金額」と
「独立・開業に必要な金額」は違うので
一度シミュレーションを行ってください。
(1)今、自己資金を計算してください
(2)その額を2.3倍してください
(3)その金額と必要な開業資金を比較
この時、「必要な開業資金」
がわからないという方がいます。
ここも重要なポイントですが
「いくら必要か」かを銀行に
伝える必要があるので
「必要な開業資金」がわからないと
絶対に融資を成功させることはできません。
もし、お金が足りない場合は、
①収支計画の見直しで支出を減らす
②自己資金を増やす
③事業計画書をより精緻に作りこむ
といった対策が必要となります。
私の経験では
②自己資金を増やすことを選ぶ人が
事業を成功させる可能性が高いように
感じます。そういう方は、今はまだ
独立・開業の時期ではないかもしれません。
創業融資を成功させるためには、
「創業融資のトライアングル」
をきっちと固める。
そして
「創業融資の公式」に当てはめ
借りれる金額を把握する。
最後に
「その金額で十分か?」
を計算することが必要です。
1人で考えることも重要ですが
他人の能力をうまく利用することも
同じくらい重要です。
ぜひ専門家の力を使って
効率的に準備を進めてください。
この他にも伝えたい事があります。
僕の過去のブログを参考にしたり
セミナーに参加する事をお勧めします。
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