創業融資の一歩目は知ることから
銀行でお金を借りることについて
「なんとなくハードルが高い」という
先入観を持っている方がおられます。
その気持ち、よくわかります。
業界慣行や暗黙の了解といった
「銀行の常識」
に原因があると思っています。
まずは
「どのような金融機関があるか?」
「どのような借入手段があるか?」
についてお伝えします。
金融機関には大きく2つ
民間金融機関と公的金融機関です。
それぞれの金融機関が
多くの貸付(商品)を提供しています。
本当に多くの種類が存在し
把握できる量ではないので
みなさんが迷うのも無理はありません。
その貸付(商品)を大きく分類すると
①日本政策金融公庫の創業融資(公的)
②制度融資(公的)
③プロパー融資(民間)
となります。
その中でも、創業融資といえば
「日本政策金融公庫の創業融資」
を選ぶことをオススメしいてます。
その理由は
難易度が低いからです。
どのくらい違うか?
最も実行可能性が高い
日本政策金融公庫融資を基準にすると
簡単→→→→→→→→→難しい
公庫>>制度>>>>>>民間
このくらい差があります。
私が「日本政策金融公庫の創業融資」を
メインに創業融資の支援をしている
理由もここにあります。
皆さんもまずは
「日本政策金融公庫の創業融資」を
利用することを考えてください。
創業融資を受けられない人がいる
実は・・・・
銀行には「取引したい人」と
「取引したくない人」がいることを
ご存知でしょうか?
少し目を閉じて考えてください。
「この人とは一緒にいたいな」
「あの人とは会いたくないな」
と思う人がみなさんにもいると思います。
同じように、銀行にも
「取引したい人」と「取引したくない人」が
います。
「取引したい人」→きちんと返済してくれる人
「取引したくない人」→返済してくれない人
とてもシンプルですね。
ただ大きな疑問が残ります。それは
「返済してくれない人ってわかるか?」
ということです。
何か目印でもあれば
銀行も簡単に判断できるのですが・・・
目の前にいる人が将来きちんと返済するか
「わからない」
というのが答えです。
ただ金融機関ではこれまでの経験をもとに
「こんな人は創業融資を受けられない」
という基準を持っています。
もし銀行はアナタが今から登場する人に
該当する場合、創業融資の可能性が
グーンと低くなります。
①クレジットブラックや自己破産をした人
→可能性はほぼゼロです。
②自己資金を「見せ金」にしている人
→少し詳しくお伝えします。
③自己資金や実務経験が乏しい人
→創業融資の条件を満たしていない
④金利の高い資金調達をしている人
→消費者ローン=信用力が低い人
⑤税金や公共料金の未納・滞納がある人
→もしあれば、すぐに解消してください
⑥経営計画書がずさんな人
→専門家にお願いしましょう
「取引したくない人」は
単純に言うと信用のない人や
計画性のない人です。
「見せ金」という、見慣れないワードに
ここでこれ何!?
と思った人もいると思います。
「見せ金」は創業融資では最大の
ポイントとなる場合があります。
ココからは難しいので
気を引き締めて読んでください。
「見せ金」とは
「自己資金ではないものを
自己資金のように見せる」
と考えてください。
「見せ金」という言葉を知っているか?は
さておいて、私があった人の中に
「見せ金」でもいいから借りたい
という人がかなりいます。
ただ、銀行には「見せ金」は通用しないと
考えてください。
私がいつも伝えている「創業融資の公式」では
(はじめて聞いたという人はLINKへ)
創業融資=自己資金×2.3の金額まで
ムリなく借りられると説明しています。
自己資金の金額が多ければ多いほど
多くの資金を調達できます。
だから自分のお金でない「見せ金」で
自己資金を増やしたように見せかけて
お金を借りようとする人が出てきます。
あなたが銀行の立場なら、きっと
「こんな融資はしてはダメ」と
考えると思います。
そこで銀行では創業融資の際に
6か月の通帳を確認して
お金の流れを確認します。
例えば申し込み直前の多額の入金は
その理由を聞かれます。
銀行間でお金の移動させた場合
移動させた通帳の確認もします。
そのくらい銀行にとって
「見せ金」は「悪」です。
「見せ金」と判断された場合
絶対に断られます。
そして将来的にも取引してもらえません。
そのくらい銀行にとっては重要なことです。
何度でもいいます。何度でも書きます。
見せ金は絶対にやめてください。
今回は金融機関の基礎知識と
その中でも特に重要な「見せ金」
ついてお伝えしました。
他にも伝えたいことがあります。
過去のブログを参考にすることや
セミナーへの参加をお勧めします。
LINKはコチラ
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