著者紹介
著者紹介 ジム・コリンズ(Jim Collins)
世界で最も影響力のある経営思想家
元スタンフォード大学経営大学院教授
1995年に故郷のコロラド州ボルダ―に
経営研究所を設立し偉大な会社を
動かすものは何かを追求し続けている。
著書
『ビジョナリー・カンパニー 時代を超える生存の原則』
『ビジョナリー・カンパニー2 飛躍の法則』
『ビジョナリー・カンパニー3 衰退の五段階』
『ビジョナリー・カンパニー4 自分の意志で偉大になる』
がある(世界各国での累計部数は1000万部以上)
みなさんに読んでほしくなりました
本書は
『ビジョナリー・カンパニー2 飛躍の法則』で
紹介されている「弾み車」部分の
スピンオフです。
アマゾンがどのように「弾み車」を構築し
それを利用したかはとても勉強になります。
ちなみに本書で何度も出てくる「弾み車」は
言い換えると好循環という意味です。
スタートをしてゴールしたら終わりでなく
またスタートに戻ってゴールを目指す。
正しく「弾み車」を作り込むこと
そして「弾み車」ぐるぐると回して
何度も繰り返すことの大切さがわかります。
本書をオススメしたい人
①事業を計画している人
②ビジョナリーカンパニーを読んだことのある人
印象に残ったポイント
開業支援のプロの視点で
本書を通じて、独立・開業を目指す方が
今日からでも役に立つ部分を紹介します。
自社の弾み車を明確にする手順 P.24
オリジナルを構築することは大変です。
この世になかったというレベルの
オリジナリティはビジネスには不要です。
先に走っている人のまねをする事
それも立派な戦略です。
マイケルジョーダンや
タイガーウッズとスポンサー契約して
認知度を高め、商品を売る。
これはナイキが構築した「弾み車」です。
本書ではナイキが作った「弾み車」を
マネして会社を大きくした
ロードバイクのヘルメット会社の例が
紹介されています。
「オリジナルを作るのは芸術家の仕事」
知り合いから聞いたフレーズですが
みなさんは芸術家を目指しますか？
それとも・・・
一発逆転の追求P.60
「弾み車」を回せなかった企業つまり
悪循環に陥った会社の末路。
そういう末期の会社が陥る最後の失敗が
この「一発逆転の追求」です。
人は窮地になると「見たいものを見る」
以前ブログに書いた
『世界「倒産」図鑑』からの引用です。
みなさんも同じような経験談を聞いたことは
ありませんか？
窮地になると自分が有利になるように解釈し
「どう考えてもムリ」みたいなことします。
結局、人も会社も同じですね。
『ビジョナリー・カンパニー3 衰退の五段階』
に詳しく書いてある事なので
気になったらご一読してください。
付録 P70~
本書は90ページのとても薄い本です。
そのうち20ページが付録になっています。
××に詳しく書いてあるという
参照してくださいという方式になっていて
「省エネ」
マジかよ・・・
攻めた構成だな。
最初はそう思いましたが、
正直なところ私には
この付録が一番ヒットしました。
付録ではビジョナリーカンパニー1~4で
書かれている内容が関連付けられています。
ビジョナリーカンパニーを読んだ事の
ある人にはうれしい内容です。
逆に、本書が
ビジョナリーカンパニー
初めての方には物足りないかもしれません。
これを機に手に取ってみてはいかかですか？
個人的なおすすめは
『ビジョナリー・カンパニー3 衰退の五段階』
です。
まとめ
みなさんはゴールに
たどり着いたことありますか？
私自身、ゴールにたどり着いたと
実感した経験がありません。
にもかかわらず、本書ではゴールに
到着したことで終わらず、またスタートを
してまたゴールして
さらにスタートして・・・。
なんてストイックなんだ！
とはいえ実践が大事ということで
私なりの「弾み車」を考えてみました。
ぜひ動画（～頃）を見てください
本書で示されている成功への道は
シンプル、好循環という「弾み車」を作り
それを何度も何度もそれ回し続ける。
たったこれだけ・・・
でもこれが難しいんですホントに。
みなさんも一度、何度も何度も
回し続けられる「弾み車」を
考えてみてはいかがでしょうか？
事業を計画している人や
ビジョナリーカンパニーを
読んだことのある人
ぜひ手に取ってほしい1冊です。
私の本職である
開業資金の融資に関するブログや
セミナーで皆さんにぜひお会いしたいです。
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