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創業融資

起業したい人必見!創業融資基礎講座 第4回目

更新日:

はじめに

講座も第4講、折り返しまできました。
これまでの講座はいかがでしたか?
まだ見てないという方は、ご自身が
必要な部分だけでもぜひご覧ください。

みなさんこんにちは!
税理士・公認会計士・中小企業診断士
甲子園総合会計事務所 代表 下園大地です。

みなさんの進捗はいかがでしょうか?
第3講までの内容を消化できていない人
第4項が初めてという方は
これまでのブログを確認してください。

さて、第4講のテーマは
「事業計画書作成段階のお金の話」です。
今回の内容は以下の3つ!
①設備資金を正確に計算しよう
②損益計算と運転資金を作り込む!
③最後の微調整が超重要
気になった部分だけでもご覧ください。

本題に入る前によく聞かれる質問に
「事業計画書は必要ですか?」があります。
私の答えは「YES」です。

「面倒くさい」
「作らなくても借りた人がいる」
「そもそも自分では無理」
いろんなご意見があります。

それでもやはり「必要」です。
事業計画があるのと、ないのでは
創業融資の実行される可能性が
違ってくるからです。

事業計画の必要性を考える上で
これ以上の理由はないです。
では!ここから、本題スタートです。

設備資金を正確に計算しよう

第2講で考えた、準備段階の
概算額をより本当の取引に近い
数値へと作り込みます。

特に設備資金は最終的に見積書を
求められます。見積書が入手可能
であればその数値を使ってください。

設備資金って何?
という方もいるかもしれないので
少しだけ。

設備資金は文字どおり、設備を買う資金。
具体的には
飲食業では店舗を作るための支出
製造業の場合、機械を導入の支出
また小売業なら、最初の在庫購入も
設備資金に近いものとして考えられます。

感覚的にいうと
「開業前に一気に出ていくお金」です。
なので、金額が多額になります。

だから「見逃し」は致命傷になります。
しかし「予想以上に多くお金がかかった」
というフレーズをよく耳にします。

この原因は何でしょうか?

最も気を付けてほしいのが
設備や工事以外にも
開業までに必要な支出があることです。

具体例としては
・オープンまでの賃貸料
・オープンスタッフの人件費

これは、運転資金に近い性質ですが
もし計画から抜け落ちていると
大変なことになるので、注意!

設備資金をすべて把握するためには?

飲食業のような店舗型の事業では
設備資金を把握するために
リストの作成がベストです。

そして、そのリストを事業計画として
提出しましょう。そうすれば、より
信頼性の高い事業計画が作成できます。

損益計算と運転資金を作り込む!

運転資金って?と思う方もいると
思いますが、運転資金が何か?
これを説明するのは難しいんです。

最も簡単に説明すると…

創業時の運転資金=固定費
そして、起業するためには
運転資金=固定費3ヶ月~6カ月を
確保することを考えましょう。

一方で損益計算は「儲けを計算する」こと
つまり利益の計算です。

損益計算と運転資金(固定費3ヶ月~6カ月)
は別々に考える必要はありません。
なぜなら儲けを計算する過程で、固定費も
計算することになるからです。

それでは、損益計算と運転資金を
考える時に必要なポイントを3つ
お伝えします。

①まずは固定費から計算する
②売上は単価×数量×期間で考える
③入金の商慣行は注意!

②と③は少し説明が必要かもしれませんね。

②売上は単価×数量×期間で考えるとは、
事業に合った「かたまり」で考えて
1ヶ月の売上を計算することです。

例えば
月曜~金曜と週末で売上が違うときは
1週間の売上×4⇒月次売上

あるいは
年間6件くらいで1件当たり500万円なら
500万円×6ヶ月÷12⇒月次売上

このように事業に合った計算で
1ヶ月の売上計算を行う必要があります。

③入金の商慣行は注意!とは
建設業のように請求と入金のタイミングが
ずれる業種は注意が必要です。

売上はあるけどお金がない
という状態にならないように
運転資金を工夫してください。

そして最後に言いたい事、それは
細かすぎることは無視!
これです!

最後の微調整が超重要

金額が妥当である。
つまり相場で考えたときに
大体、その範囲内にいることが
大切なのは言うまでもありません。

それを踏まえたうえで
「整合性」
これが重要になります。

この「整合性」は私が事業計画を
作成する時に最も気をつかう部分です。

その整合性を保つため
私はエクセルのような表計算ソフトを
使用し、特定の数値を変えたら
連動してほかの数値が変わるように
しています。

そこまで、できないという場合でも
見栄えが良くなるので、やはり
数値関連はエクセルなどを使うのを
私はオススメします。

また、用意できるお金と
設備資金と運転資金の合計額に
誤差が生じる時は、少額の場合は
経費で調整して下さい。

少額っていくら?これは難問。
ケースバーケースなので、感覚的に
なるのですが、20~30万円くらいなら
調整できる範囲です。

特に100万円以上の誤差が
生じるような場合は計画の修正が
必要かもしれません。

第4講の最後に回答したい質問があります。
それは
「資金繰り表って難しいですか?」
私の回答は
「そんなに難しくはありません」
ですが、やっぱり難しいです。

事業計画作成の書籍にも資金繰り表の
作成の方法が書いてあるのですが
作成は難しいと思います。
だったら、資金繰り表を作るのは
やめましょう。

その代わり、月次の損益計算書を
3年分作成しましょう。
日本政策金融公庫の創業融資では
これで十分です。

この講座はぜんぶで6回!
もう一息です。
第5回目は事業計画作成の数値以外の話です!
またお会いしましょう。

他にも伝えたいことがあります。
過去のブログを参考にすることや
セミナーへの参加をお勧めします。
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