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著者紹介
天田 幸宏（あまだ ゆきひろ)
1973年生まれ。
コンセプトワークス株式会社代表取締役。
独自化戦略コンサルタント／ニッチ戦略士。
起業支援情報誌『アントレ』の編集者として
18年間でのべ3000人以上の
起業家および予備軍を見てきた。
また起業家の書籍出版をサポート、これまで
70人以上をプロデュースした実績をもつ。
2012年より藤屋伸二氏に師事し
ドラッカー理論をベースとした
「ニッチ戦略」を学ぶ。
2017年より「藤屋式ニッチ戦略塾」の講師を
担当し、経営者、起業家予備軍などを対象に
コンサルティングや研修を行う。
本書をオススメしたい人
①組織が小さいことを活かして事業展開をしたい人
②ひとりで起業を目指す人
起業のプロの視点で気づいた点
本書を通じて、独立・開業を目指す方が
今日からでも役に立つ部分を紹介します。
あなたの強みは「顧客」が決める
私の本職は、開業するときにお金を
借りたい人に対して、助言や資料の作成の
サポートをすることなのですが
「あなたの強みは何ですか？」
「・・・・・わかりません」
このような答えを頂くことがありますが
取り特殊なものではありません。
どうして？
と思うでしょ。
それは、当たり前のことが強みとなって
いることが多く自分では
気づかないことが多いのです。
さらに、自分が強みと思っていることと
顧客があなたの強みと感じていることが
違うことだってあります。
私にも心当たりがあります。
私自身は、「税金の知識」が強みと思って
いたのですが、お客様は「話しやすい」
ことを評価してくださっていました。
このように顧客が答えを持っていることが
あるので、皆さんも一度顧客に
聞いてみてはどうでしょうか？
ほかがやっていないけれど「顧客が喜ぶこと」を探せ
今も昔も変わらず
誰かの困っていることを
解決することが商売の基本です。
でも、この「困っていること」が
現代では多すぎて、細かくなっています。
たった数人のために大企業は動きません。
ということは・・・
規模の小さい会社や個人事業でも
大企業に太刀打ちできる可能性が
あるということ。
そのためには
ペルソナを設定してターゲットを
明確にして・・・
それも重要ですが
もっと重要なのは様々な意見を聞いて
自分なりの商売を見つけ出すことです。
本書で紹介されているいくつかの事業
そのすべてが、顧客の悩みを
解決することがスタートになっています。
横文字は後回し。
まずは地道なところから始めてくだい。
技術やスキルを磨くと「差別化」になる
開業すぐにはブルーオーシャン戦略を
目指さないでください。
こういうと、皆さんは
「なんで？」
となるかもしれません。
ブルーオーシャンって
だれもやったことのない未開の場所です。
そんな場所に皆さんに行ってください
というのは無責任としか言えません。
では、どこに向かうべきか？
それが、本書にはばっちり書いています。
それは、ブルーオーシャンと
レッドオーシャンのスキマにある
空白地帯を目指してください。
本書で「不毛の領域」と表現している
その空白地帯にたどり着くためには
商慣行に少し逆らってみるなど
レッドオーシャンで起きていることから
少し視点をずらしてみてください。
新たなビジネスチャンスがあるはずです。
まとめ
本書には小さな企業や事業が
発展するためのヒントが
随所にちりばめられています。
最後に紹介したいのは
「何をやらないかが重要」
という一説です。
小規模な事業は人材が不足している
ので、複数の役割を兼ねることに
なりがちです。
営業・製造・総務・経理など
すべての職務をこなすのは無茶です。
自分の得意でないことを頑張って
苦しんでいる経営者をこれまで
何人も知っています。
だから
「何をやらないかが重要」
この言葉が響きました。
組織が小さいことを活かして
事業展開をしたい人
ひとりで起業を目指す人には
ぜひ買ってほしい1冊です。
ここまで読んでいただいてありがとうございます。
こんな本読んでほしいというリクエストが
あったら、YouTubからでも投稿
よろしくお願いいたします。
また、私の本職である
開業資金の融資に関するブログや
セミナーで皆さんにぜひお会いしたいです。
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